伝統のまつり

確かな歴史と活気こそ美濃の誇り。

花みこし

毎年一つ一つ手染めで作られた紙の花をつけた“しない”を250から300本をみこしに取り付けております。土曜日には、大小あわせて30余基の花みこしが市内を練りまわり、その姿は、まるで美しい桜の花が乱舞しているかのようです。

山車

美濃祭りに欠かせない山車は、和紙で栄えた町の経済力を背景に6輛あり、全てが江戸時代に製作されており、歴史と町民文化が残した貴重な県指定の文化財です。

美濃流し仁輪加

「にわか」とは「落ち」のついた即興喜劇です。江戸時代末期から始まったと言われる美濃流し仁輪加は、お囃子を演奏しながら町の辻つじで上演して歩くので、流しにわかと呼びます。毎年、春の美濃まつりに新作が上演されます。

詳細は美濃流し仁輪加をご覧下さい。

さくらまつり(3月中旬~5月初旬)

春の小倉公園は約1,000本のヤマザクラやソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所となっています。3月中旬から5月初旬には季節茶屋などが並ぶ「さくらまつり」が開催され名物の木の葉田楽や五平餅などが味わえます。午後6時から午後11時までは夜桜のライトアップを行い毎年多くの花見客でにぎわいます。

洲原神社春季大祭(4月初旬)

美濃市の北東部に位置する洲原神社は、奈良時代に創建されたと伝えられ、白山信仰の前宮として崇められた神社です。神社の「お砂」を畑にまけば豊作になると言われ、多くの参拝者が訪れます。社殿の中央と東西の本殿が県重要文化財、拝殿、舞殿、楼門は市重要文化財に指定されています。

大矢田神社 例大祭 ひんここ祭(10月第3土曜日の翌日の日曜日)

大矢田神社例大祭では、秋にひんここ祭が開催されます。五穀豊穣を祈って繰り広げられる人形劇は、かかしのように作られた人形が「ひんここ、ひんここ」と聞こえるお囃子で踊る様は、素朴ながらもどこかユーモラスで豊かな郷土愛に満ちています。平成11年に国の選択無形民俗文化財にされています。

ひんここ祭に使われる愛嬌のあるかかしのような人形。

大矢田神社もみじ谷(11月3日~12月第1日曜日)

大矢田神社は大変古く、本殿は寛文12年に再建され、各部に精巧な彫刻と彩色が施されています。また妻入り拝殿は非常に珍しい造りで本殿と同じく国の重要文化財に指定されています。そして、大矢田神社楼門は美濃市重要文化財に指定されています。大矢田神社境内のもみじ谷は、ヤマモミジ樹林として国の天然記念物に指定されており、モミジの名所として県内外から毎年多くの人が訪れます。目にも鮮やかなモミジが、山里に佇む神社を美しく引き立てます。

ひんここの舞(11月第4日曜日)

大矢田神社例大祭ひんここ祭の一部、五穀豊穣を祈って繰り広げられる人形劇「ひんここの舞」が披露されます。